コトノハ

かるいよみもの。

きみがぼくを見つけた日

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一言で言えば、むなくそな映画でした(笑)

 

5歳からタイムトラベルしてしまう体質のヘンリーは、

母親と車で移動中、交通事故に遭う瞬間にタイムトラベルしてしまい、

一人だけ助かり、以後は自分の意思と関係なく飛ばされてしまう。

しかしタイミングも旅先も選べないので、

いつも母を救えない無力感があり、

しかも洋服は時間を超えることができないので、

移動先では真っ裸だから、まずは洋服を探さなければいけなくて、

災厄としかいいようのない才能。

 

そして彼の妻となるクレアが子供の頃に飛ばされてからは、

なんども彼女の前に現れるようになり、

ついに同じ時間軸で出会えた二人はすぐに結婚。

でも旅立ってはいつ帰ってくるかわからない彼に

次第に苛立つように。

そして二人の子は何度妊娠しても流れてしまい…

 

ヘンリーのタイムトラベル、なんの意味もないんですよ。

ただ飛ばされるだけ。

何度も悲劇(母親が死ぬところ)を目撃しなくちゃいけないし。

 

ここからネタバレですけど…

挙句にそれが原因で命を落とすし。

でも過去からクレアに会いにやってくるんですね。

それも数分とか一瞬だけ会えるみたいな。

地獄かよと思いました。

 

伴侶を失った悲しみが薄れかけた頃、

その本人が一瞬だけ会いに来るってどうなの??

それも何年かに一度とか。

クレアは再会して嬉しそうでしたけど。

でもいつやってくるかわからない。

常に待っている人生。

残りの人生を他の人と過ごすことはできないわけで。

 

これ書いた人、大切な人を失うってことを

したことないんじゃないだろうかと。

それがどんなに残酷なことかわかってないんじゃないかなと。

 

たった一人の人を胸に生きていける人もいるんだろうけど、

私は無理。