コトノハ

かるいよみもの。

ブルーバレンタイン

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結婚7年目の夫婦、ディーンとシンシア。

フランキーというかわいい娘もいて、一見幸せそうだけれど、

倦怠期というか、シンシアのほうは気持ちが醒めきってしまっている。

その出会いと、離婚に至るまでの24時間が同時に進行する物語なので、

結果がわかっているだけに、なんていうか「痛い」のひとこと…

まぁ私は前情報を聞いてから観たからだけど。

 

フランキーは実はディーンの子ではないけど、

彼は非常に子煩悩で、育て方もうまいと思う。

でも彼はどうやらシンシアにはダメ男に思えるらしく…

朝仕事に行く途中、確か仕事はペンキ塗りかなんかなんだけど、

缶を片手に飲みながら運転していて、これがビール。

そういう点は確かにクズ。

 

好きな仕事でバリバリ働いているシンシアは、

彼にも特技を生かした仕事をしてほしいと思っていて、

(音楽や絵を描くのが得意らしい)

「なにかないの?」と言うのだけど、

ディーンは

「家庭を持ちたいとか考えたこともなかったけど、

 今は家庭があって娘がいるのが幸せだ。

 食い扶持も稼いでて、なにが文句ある?」

的なことを言ってて、私は仕事してくれてるんだからいいじゃん、

と思ったんだけど…

 

でも実際、ディーンみたいな配偶者だったら、物足りなく思うのかなぁ…

それとも、ディーンが実は不満を持っていて、それが酒に向かっていると思うから

シンディはいやだったのかなぁ。

 

もう離婚、ってなって、

「俺変わるから。チャンスをくれ」っていうのも、

きっと今まで何度も聞いてきて、変わらないってわかっちゃったんだろうなぁ…

お酒飲んでシンディの職場に来たりとか、

そういう決定打はあったにしても。

心が疲弊しちゃって、話し合いもしたくなくなってしまう気持ち、

よくわかるなぁと。

 

倦怠期の周期っていうのがあって、3ヶ月、6ヶ月、1年…と続くとか。

なるほどね〜

でも7年でもうダメって思って別れるのも、

3ヶ月でダメってなって別れるのも、

なんか時間の長さは関係ないのかなーと思った。

 

ディーンはLA LA LANDのライアン・ゴズリング

シンディは、あれ、ブリジットジョーンズの!

と思ったけど、ミシェル・ウィリアムズという人で、

ブリジットジョーンズのレネ・ゼルウィガーをググってみたら、

全然別人になってたのが映画以上にショッキングだった…

どうしたのあの人…

 

この映画で老けるためにライアンが髪の毛抜いたかなにかして生え際後退させてて

ミシェルも贅肉つけることで老けた感じを出してて、

役者魂すごいなーと思いました。

ふぁっくなシーンが結構あるので、家族とかで見ると気まずいです(笑)

おちくびとか出てくるし。

 

夫婦で見たらダメって言ってる人が多いみたいだけど、

私は、別々でもいいから男の人も観たほうがいいと思う。

女性の気持ちが冷めてしまったら、

どうしようもないってことがよくわかるから。

だからその前に手を打ちましょうってことで。

 

matome.naver.jp

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