癒やし
PTAの役員になり、部員の誰よりも忙しいのに、
なにかトラブルがあれば謝罪役。
さすがのポジティブな私も凹み中。
夫が生きていた時は、聞いてもらってスッキリしていたような気がする。
こういう存在の大切さは、いる時には案外気づかないもので。
私の場合、弱音を吐いたり愚痴を言えることが少ないので、
たいていはネットに書き記すか、夫がそのはけ口だった。
まぁでもパアーッと買い物したりすれば、
自分で自分の機嫌を取ることも可能なのだけど、
あいにく逼迫につぐ逼迫な家計状況なので、
ひたすら家でじっとして耐えている。
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ひとり親で受けられる助成はすべて網羅していると思っていたけれど、
先日、区から届いた就学援助の書類をじっくり見ていたら、
部活で使う物にも支給があることを知った…盲点だった。
もう二年経ってしまったし、あいにく領収書も捨ててしまったばかり。
済んだことだからいいんだけれど…
息子が中学に入学する頃、本当に金銭的に厳しくて、
制服は冬服しか買ってやれなかったし、
部活の道具も、みんなは買ってもらってるのに
息子だけ持ってないので、試合に出られなかったりして、
親として本当に切なかった。
そっか…援助金、あったんだ…
***
ひとり親でせつないのは、お金のこともあるけど、
学校の行事のあるときで、
小学校の卒業式と入学式は
【おっさんレンタル】を真剣に検討した。
金銭的に余裕があれば、実際に頼んだかもしれない。
校門のところで、写真を撮ってもらう。
ただそれだけのためなんだけど。
夫婦揃ってても、
ふだんはワンオペでお母さんががんばってる家庭もあるんだけど。
何かあった時に、それを言える相手がいるって、
場合によっては頼れるって、
やっぱ大きいと思う。
みんな私に癒やしを求めてくるけど、
私を癒してくれる人はいなかったな。