コトノハ

かるいよみもの。

If I Stay

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両親が愛し合う家庭に産まれ、

チェロ演奏家としての素質に恵まれ、

恋人ともいろいろありつつ愛し愛されている中、

ジュリアード入学への道も拓きかけていた矢先、

一家で交通事故に見舞われ…

家族が逝く中、ミアはこの世に残るか、逝くか、

どちらを選択するのか…

 

ミアの父親は若い頃はプロのミュージシャンだったけれど、

ミアに続いて弟のテディも産まれ、

ミュージシャンを辞めて音楽教師になるのだけれど。

それを後悔したことはないの?と問うミア。

父親がそれに答えて言う。

「人が道を選び、選んだ道が人を作るんだよ」

「私もチェロでできてる」と答えるミア。

 

要は、選んだ道についてグダグダ言うなってこと。

選んだ道を思うように生きればいい。

選ばなかった道で幸せになったかもしれないのなら、

選んだ道で幸せになる可能性だってあるし、

幸せになるように努力すればいいだけのこと。

だから私も選択を後悔しない。

今の私は、今までの選択でできているから。

 

ラストシーンは、

私が願っても叶わなかった光景。

 

眠っている夫の手を、

生きている間よりももっとたくさんの時間、握ったから

今でも思い出すことができる。

指や爪の形。

肌の色、質感。

あたたかみ。

 

だけど私はそれと同じものを求めたりしない。

比べたりもしない。

過ぎてしまった季節と同じだから。

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