コトノハ

かるいよみもの。

はじまりのうた

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二人で作った曲が映画に使われ、イギリスからNYに来た一組のカップル。

レコード会社が欲しいのは男だけ。

ちやほやされて勘違いした男は、ツアー中にレコード会社の女性に手を出し、

彼女は傷心でそこを去り、音楽仲間の男友達のところで居候。

彼に引っ張り出され、ライブハウスでバラードを歌う彼女を、

やさぐれていた中年プロデューサーが見初め、

街中で青空レコーディングしよう!!と思いつき…

 

キーラ・ナイトレイとmarron5のボーカルがグレタとデイヴというカップルで、

音楽仲間の男友達が、車を運転しながらアーティストとカラオケをやる番組が有名な司会者なんだけど、

さすがに音楽がよかったです。

音楽やグレタを通して、プロデューサーのダンの傷が癒え、

家族とも関係が修復していくのには、ほっこり。

(音楽関係者の妻が過去にミュージシャンと浮気)

 

けれどグレタは、デイブに呼ばれて彼のライブに来るのですが、

大勢の前で歌い、ファンが熱狂しているのを見て、

再び彼の元を去るんですよね。

やっぱり一度壊れた関係というのは、再び同じことが原因で壊れる確率が高いからかも。

彼女には、それがまた見えたのかな。

 

ま、デイブはバカです。

どんな女性が自分にとって大切か、全然わかってない。

この先の人生も楽しいだろうけど、きっと、なにかが足りないと思いつづけることでしょう。

 

結局、彼女たちが作り上げたアルバムは、

1ドルというタダ同然みたいな値段でネットにアップロード。

話題性もあってか、爆発的に売れるんですが…

レコード会社の取り分が9割って話が出てきてたので、

アーティストの取り分は1ドルでも変わらないのかもだけど…

買う側としては、音楽が安いもの、タダでもいいものって思わないかな?と思わなくもないかなぁ…

ダンも、音楽なんてタダで配信しちゃえみたいなことを言うシーンもあるし。

嫌味だったのかもだけど。

 

価格を崩すのは、買う側じゃなくて、だいたい売る側なんですよねぇ…

私も物を作って売ることがあるので、強くそう思います。

 

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