朝食
夜明けのコーヒーを飲もう、なんて口説き文句があったりするし、
毎日、俺の味噌汁を作ってくれ、みたいなプロポーズがあったり、
(今の時代なら怒られそうだけど)
朝食っていうのは、睦ごとの延長っていうか、
ちょっと特別だなって思うんですよね。
小説を書いていたときには、
初めて一夜を迎えた男女が朝食をするシーンは欠かせませんでした。
冷静な頭と目で、相手に向き合う時間。
結構、重要なファクターなんですね。
夜は一緒に食べられても、
朝を共にできるのは、割と限られた関係なんだなって
最近、気付いたので。
自分が何に怒ってるのか、泣いてるのか、
そのときは気付いてなくて、
あとでわかることってありますよね。
子供なら優しく聞き出してもらえるけど、
大人になったら誰もしてくれないものなぁ。