コトノハ

かるいよみもの。

セイフヘイヴン

Huluで視聴。

 

誰かを殺めたらしく

警察に追われる女性が長距離バスに乗って逃げる途中、

小さな港町に住み着いて、シングルファーザーと恋に落ち、

やがて追っ手が…というシンプルなストーリーのはずだけど、

どんでん返しが二回。

ひとことで言うと腹の立つ映画です、これ。

 

ムカッ腹が立つタイプじゃなく、

泣かされて「馬鹿野郎」って腹が立つ感じの。

ラストがね。

 

 

死んだあとの子供たちの誕生日に送る手紙を書いてるのって、

他の映画でもあったかもしれない。

死ぬまでにしたい10のこと』だったかなぁ…

それがね〜焼け残るの。

詳しくは書きませんが。

もうそこで涙腺崩壊。

自分が子供を遺して死ぬっていう視点もあるし。

 

映画では、もしかしたら子供たちの母親になるかもしれない相手にまで手紙書いてる。

もうね…腹立つ。

生きてる人間に勝てる余地残そうよって。

死んだ人にそこまでされてたら、勝てる余地ない。

そこまで達観できないもの、生きてる人間には。

 

だけど生きてる人間は、いくらでも塗り替えられるものね。

そこまでしていいよね。

最後っ屁だよね。

生きてた証だものね。

だけど大丈夫。誰もあなたを忘れないから。

 

 

一方で、

絶望して、ガソリン撒いて

ZIPPOの火を見つめてる人のことを思うと切ない。

そこに行ってしまうまでに、なにかできることがあったんじゃないかって。

幸せな日々があったかもしれないのに。

 

お酒飲んで暴力的になっちゃうって、どうしてなんだろう。

ふつうは楽しくなるのに、攻撃的になっちゃうのって、

シラフの時に抑圧されてるものがあるから?

それを無くしてたら、暴力的になることも防げて、

幸せなままでいられたの?

 

フィジカルな触れ合いも、

もしかしたら思ってる以上に重要なのかも。

100の言葉で伝わらないのに

10000伝えられるものがあるかも。

私たちは文化的だから言葉で伝わると頭で考えるけど、

物事って案外原始的なのかも。

言葉で伝えるより、

案外、叩いたりする方が伝わるものなのかもしれない。

 

 

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