コトノハ

かるいよみもの。

やるか、やらないか

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父がかなり本格的なDIYな人だったので、

(コンクリートを練って基礎から増築しちゃう人)

私もなんでも自分でやるほうだったけど、

特に夫が病気で倒れてからは、なんでも一人でやらなくちゃいけなくて。

 

IKEAニトリのワードローブやエレクターの重い棚だって一人で組み立てたし、

公団に来たら網戸がなかったから、キットで3枚作ったし、

温水便座も自分で取り付けたし、

ドアノブや納戸の引き手、

洗濯機のホースを取り付ける蛇口、

水道のコマ、

ありとあらゆるものを交換したし、

スノコで隙間家具も作ったし。

 

でもベランダの窓の鍵の交換だけは、

ネットで調べる前にやっちゃって失敗しちゃった。

窓枠の中に金属の板が入ってて、

ネジを一本ずつはずして、それを動かさずに交換しないといけなかったらしく…

ま、使いづらいけど、一応鍵はかかるので(笑)

 

数字も大嫌いで人任せだった確定申告も一人でやってるし。

 

これは絶対できない…というものだってあると思うけど、

要はやろうと思えば誰でもなんでもできるんだと思う。

 

母の末の弟、私の叔父は、

石川県の田舎で水道の工事の会社をやってるんだけど、

お酒を飲むと喧嘩をして、

ある時、下駄で顔を殴られ鎖骨を骨折し、

十字架みたいなギプスを背負って仕事ができなくなったので、

奥さんが大型免許を取って、トラックの運転手をして生計を維持したそうで。

すごく優しそうな、ふっくらした美人な叔母なので、

そのギャップがすごいなぁと思ったんだけど。

そこまでして伴侶を支えるってすごいなぁ…

 

まぁ私も、夫が元気な頃から、

一時期、私の収入だけで家計を賄っていたこともあるけど。

結婚してからは基本、食費が私持ち。

月末になって「家賃が払えないんだけど…」って言い出すので、

いくら足りないのか聞いて渡すんだけど、

最初の頃はあんまり仕事をしてなかったので、

お給料全額が家賃になったりして。

 

ある時、「これでどうや!」って感じで

給料袋をそのまま夫に渡したんだけど、

別になにも変わらなくて、あほらしくなった。

別にへりくだって欲しいわけでもなかったけど。

こいつがこれだけ頑張ってるから俺も…って思ってくれたらいいかなって。

だからガッカリしたなぁ…

 

ま、ゲージュツカだから…

仕事がくれば数時間で何万も稼ぐので、

私が時給でわずかな金額を稼ぐのなんか、

なんとも思ってなかったのかも。

 

時々、なんでもできちゃうからダメなんだろうかって思う。

一人で生きていけない風だったら、もっと幸せな結婚できたのかな?

 

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