スリービルボード
「重い内容なんでしょ?」と、あまり気乗りしない様子の人を
「コメディだから!ハートウォーミングだから!」
と説き伏せて見に行きましたが、
途中、あっ、署長、ああっ…
という展開になり、
でもやっぱり最後はちょっとホッとする
というか、えっ、ここで終わり?みたいなラスト。
ちょっと、ふふってなりました。
人ってそんなに簡単に変わるかなぁとも思うけど…
でも、死が身近になったりすると劇的に変わるのかもしれません。
死という一世一代の機会を活かし、
凸凹のレーンにいる人を正しいレーンに吹き飛ばす。
それプラス、その人自身も死に面したら。
その逆もまたあるけれど…
そして人が変わる瞬間を目の当たりにした人がまた
変わる。
そういう連鎖っていいものですね。
この映画、いくつかの『赦し』のシーンが出てきます。
怒りを抑え、相手を赦す。
自分にも至らないこと、非があると認めること。
それが、今の世の中にはちょっと足りないのかなと思いますね。
だけどミルドレッド母さん、
もうちょっと息子のことも考えて欲しかったな。
まぁこの息子が良い子だから好き勝手できたんだろうけど。
私ももし息子の身になにか起きたら…
このミルドレッドみたいに狂犬になると思います。
だけどもう一人子供がいたらどうかなぁ。
なんとなく、最近読んだ、癌になったカメラマン、
幡野広志さんのブログを思い出したのでリンクしておきます。